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Event

COSMIC WONDER
「竜宮」石積み補修作業講座

May 08, 2019 | Event 

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自然環境を考慮して土地の再生などをされてるランドスケープコーディネーターの西川潤氏と石積みの修復をされる赤尾和治氏をお招きして、石積み補修講座を開催いたします。

崩れた石積みを積み直し、将来石積みが崩れないように石積み周辺の改善作業を行います。

 

1年前、COSMIC WONDER / Yukinori Maedaのアトリエである「竜宮」に西川氏が訪ねられた時、石積みが崩れていることを相談したことから話しがはじまりました。

その後、「崩れた石積みを修復したい、出来れば石積みを固めるコンクリートを使用したくない…その方が仕上がりが自然で美しい…環境にも優しいから」、「昔の人はコンクリートを使っていなかった…昔のやり方で修復してみたい」ということを西川氏と話し合い、地域の人達と石積みの修復を長野で行っている赤尾氏を美山へお呼びして、修復方法や、どのように整備していくかなどのディスカッションを重ねました。話を進めていく中で、石積みを積み直すだけでなく、壊れた原因も含めて修復作業を行い、地元の方々や石積みが壊れて困っている方に基本的な石の積み方や作業を公開しようということになりました。

美山の先人の人達の知恵を、まわりの環境や現存する石積みをひもとき、学習しながら作業しようという試みです。

 

 

日時:

2019年5月15日(水)− 5月21日(火)/ 午前9時 − 午後5時頃

スケジュール:

15日(水)準備作業・角石部分解体取外し

16日(木)角石部分積み直し

17日(金)建物周辺改善作業

18日(土)石積み修復作業

19日(日)石積み修復作業

20日(月)石積み周辺部改善作業

21日(火)調整日・後片付け

 

場所: 

美山かやぶきの里(重要伝統的建造物群保存地区)

                                      

講座参加費:  

2,000円(1日のみの参加も可、講座参加費は日数に関わらず一律 2,000円)

 

昼食: 

500円(1食)光兎舎農園 食堂部 特製インドカレー・創作料理等を予定しています。

 

募集人数:

5~8名(各日)

 

参加をご希望の方は、名前、メールアドレス、電話番号、お住いの地域、講座参加ご希望日を明記の上、

下記までお申し込みください。

*受付は終了いたしました。

 

 

修復作業担当:

赤尾和治   

(有)アートランド代表

環境を考慮し、自然石、自然素材を使った造園土木工事を得意とする。

ものづくりマイスター、大地の再生関東甲信越理事

 

西川潤

光兎舎農園 ランドスケープ部

三重県菰野町で環境保全型の農業を営みながら、環境を重視した造園のコーディネーターを行っている。

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Celestial Festival

May 07, 2019 | Event 

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星々の美しい祭り

聖なる私から

聖なるあなたから

宇宙の光が放たれ

天地光音の奏が響き重なる

 

今、宇宙からの祝福として、私たちはこの星で全てと調和しながら生きることを遊んでいます。地球が次元上昇をしている中、私たちも次元上昇の中を楽しんでいます。天から沢山の光たちが舞い踊り、私たちはその全てを歓迎する新しい時代を迎えています。この新しい時代を祝しまして、Center for COSMIC WONDERでは全宇宙祝福祭を開催いたします。

 

詩朗読とファシリテーターに文筆家の服部みれいさんをお迎えして、輝く星々の声を私たちに伝える星の坊主さま、天の星を読み解き美しい次元へと導くふぇみにゃんさん、光の原初音を奏でるアートサウンドユニット Jue and Anoaを囲み、星々が光放つ喜ばしい日として集います。

 

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

日時:

2019年5月25日(土)

13時から16時頃まで

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*25日(土)は15時半よりOPENいたします。

 

受付:

5,000円(要予約 先着70名様限定)

*受付は終了いたしました。

 

 

星の坊主さま

長野県 佐久にて農を営みながら、星々の声から物語を綴る。

 

ふぇみにゃん

西洋占星術と東洋の四柱推命、風水を使い、自然との共鳴を確認しながら、一人一人の設計図を読み解く。

 

服部みれい

文筆家、「murmur magazine」編集長、詩人。

 

Jue and Anoa

MAMIUMU(サウンドアーティスト)とYukinori Maeda(現代美術作家・COSMIC WONDER主宰)のアートサウンドユニット。

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「第4回 にほんくらし籠」展

Apr 27, 2019 | Event 

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大葛藤  盛籠(鹿児島県)

 

日本の風土と古からの用が重なり、くらしの記憶が宿る籠。

わたしたちは、その手道具の楚々とした質朴な表情に惹き付けられます。

人の手業で作られるそれは、自然と人との関わりから生まれた里山での生業です。

その在り方から現れる昭然たる美しさに源流の心象を重ねあわせます。

 

本展に際し、前田尚謙(コズミックワンダー / 日光土心)が日本列島の秋田から沖縄を訪ね、くらしの手道具として籠作りをされる職人の方々に、様々な用途の籠を制作していただきました。

 

古と現代を繋ぐ生動をたずさえた日本の籠を展示販売しております。

ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

 

沢胡桃 大きな角籠、書類籠(秋田県)

山葡萄 手提げ籠、旅行鞄(秋田県)

すず竹や山桜樹皮等 げし笊(宮城県)

上溝桜 めっかい(新潟県)

欅と山葡萄 手提げ籠(新潟県)

山胡桃 手提げ籠(新潟県)

真竹 ふご、草摘み籠、琵琶籠(千葉県)

女竹 背負子(千葉県)

根曲竹 野菜籠、手提げ籠(長野県)

淡竹 たらし、買物籠(長崎県)

きん竹や山桜樹皮等 大箕(鹿児島県)

蓬莱竹 ばーき、布ばーらー、銭でぃーる(沖縄県)

藤蔓擬 までぃる(沖縄県)

月桃 肩掛け籠、茣蓙、枕(沖縄県)

久場葉 うぶる、肩掛け籠(沖縄県)

 

 

会期:

2019年5月11日(土)− 5月19日(日)

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 5月1日(水)、10日(金)

 

オープニングレセプション:

5月11日(土)午後3時 − 午後6時 

*初日、前田尚謙が在廊いたします。

 

 

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沢胡桃 手提籠、沢胡桃 花器(秋田県)

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Exhibition
COSMIC WONDER
Celestial Aura

Mar 06, 2019 | Event 

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Organic cotton light lawn Lac and Catechu herbal dyed gray-moon mythic wrapped dress 

 

春光が私たちを照らし精霊たちのハーモニーが賑やかに響くころ、2019年 春夏コレクション「Celestial Aura」の販売会をいたします。

 

古代神話の神々が纏うような懐かしい衣、風合い豊かなリネン、手紡ぎ手織りのカディー、有機栽培綿による美しいMythic dress collectionが揃います。

染めは墨染、ラックダイで草木染めしたAmethyst、ラックダイとカテキュー草木染めしたGray moon、貴重な琉球藍など。

 

2019年3月16日(土)より

 

オープニングレセプション:

3月16日(土)午後4時 − 午後6時

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 3月11日(月)− 15日(金)

 

餅匠しづく 石田嘉宏氏による、Celestial Auraをイメージしました「Celestial Jelly」をご用意いたします。

 

当日ご購入いただいた方にカディーで制作したCelestial Aura bagをお渡しいたします。

(枚数に限りがございます、無くなり次第終了いたします)

 

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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横尾香央留
「目覚める宇宙 」展

Dec 10, 2018 | Event 

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コケのようなヒゲのようなレースのウエストギャザーワンピース

 

横尾香央留による、COSMIC WONDERの衣のお直し「目覚める宇宙 」展を開催いたします。

 

天然素材を扱ったCOSMIC WONDERの衣には時折、色斑や生地の破れなどが生じてお譲りできず眠りについてしまう衣があります。

それらの衣に横尾香央留が刺繍や編みものなどの手仕事を施し新たな息吹を吹き込みそれを目覚めさせます。

3回目となる今回の展覧会では、喫茶「横尾とA.K Labo」が一日限り開店いたします。

供するお菓子は吉祥寺に店を構えるA.K Laboが、COSMIC WONDERの制作拠点 京都・美山の食材を使い特別制作いたします。

独創的な世界観の繊細な手法のお直しに包まれた横尾香央留の「目覚める宇宙」の衣をご高覧ください。

 

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

 

会期:

2018年12月15日(土)− 12月24日(月・祝)

*作家在廊: 12月15日(土)

*1点ものになりますので、売り切れ次第終了となります。

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 12月5日(水)

 

オープニングイベント:

喫茶「横尾とA.K Labo」

12月15日(土)午前11時半、午後2時 、午後3時半、午後5時

要予約、各会4名様限定

2,500円

*受付は終了いたしました。

 

 

横尾香央留

1979年 東京生まれ。

2005年より吉祥寺に作業場をかまえ、刺繍やかぎ針編みなどの緻密な手仕事によるお直しのアート活動を始める。

 

Patisserie A.K Labo

2003年吉祥寺にオープンしたフランス菓子店。

フランスの郷土菓子、伝統菓子を中心に普段のおやつを提供している。

カフェ、ギャラリーも併設。

 

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土鍋で炊いたお米のような手刺繍のラップドレス

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小野泰秀
「うつしき」展

Nov 07, 2018 | Event 

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うつしき

鉱物、時が経った古い素材を用いた装身具を作っている

母なる地球が産み出したそのカケラは数千、数万年という時間の凝縮だ

地球の一部を身に着ける

装身具の起源は装身目的というより呪術的意味合いとしての

外敵から身を守る魔除けとして始まった

その後権威の象徴として世界中で用いられ

そこから現代に至るまでの間に装飾品となり

着飾るという他者との差別化を計るものとなった

本来物の持つ意味というのはどうして生まれたのか

それは物と人の間に在る関係性に意味があったからだ

その関係性というのがこの近代において薄れてしまったように感じられる

もう一度その関係性を取り戻したい

そういう想いで自分は作っている

編むという行為

一目一目が時間の体積

自分が出来うる鉱物に対する尊敬を

その一編みに込める

石を削る

より綺麗に見えるように

原石の荒々しさにみる強さも

壊れそうなくらい繊細に見える儚さも

その両極の性質を併せ持つ存在

金を溶かし型を作り石を当て嵌める

それが時に人と人の生涯を共に歩むものとなる

豪華絢爛といったものではなく

その人の日常に寄り添う気分を上げてくれるような

そんなものを作り続けていきたい

 

人と物が繋がる場を持つ

田舎に居を移し

自然に囲まれた場で制作する

築80年の鶏舎を改装し工房兼ねたギャラリーへ

その場は古いもの新しいものの混在する場

古くなったら壊す棄てるという近代的価値観

少し手を加えればまだまだ使えるのに

そこには以前の持ち主の歴史があり時間が加わった美しさがある

世界を旅する中で色濃く日本を意識する

侘び寂びといった特有の価値観

戦後日本は経済発展を求め

米国や欧州を目指すようにその文化や価値観を追い続けた

しかしその結果自国の美意識を失いつつある

一つの神を求める西洋的宗教観と

八百万神という自然の至る所に神を見出す日本の宗教観の違い

東洋と西洋の文化、価値観、宗教観、美意識など

それぞれの違いを認め多種多様に混成する

自国異国の古い物が並び

土、木、鉄、紙、布、硝子、植物といった素材を用いて作られる

作り手の生涯を通して作られる作品を表現する場

人と人、人と物、物と物を繋ぐ場として

この先もずっと興味を掘り学び続け

明るい平和な未来を本気で夢見て

そして愛と情熱を持って うつしき はありたい

 

love & happy & peace & freedom

yasuhide ono

 

 

Center for COSMIC WONDERでは、小野泰秀「うつしき」展を開催いたします。

 

小野泰秀氏は水晶や鉱物を使い様々な技法を組み合わせた独創的で美しい装身具を製作します。

地球と宇宙、精神界をここにつなぐであろう鉱物を主体とした繊細なそれらは、身につけるものが古の智慧に繋がり未来を築くためのもの、うつしきな意図が込められています。

また、小野氏は福岡市と北九州の間に位置する村の中で「うつしき」という空間を出現させました。

そこは、小野氏の製作する作品、日本やインドから持ち帰った古い道具、手の温もりある衣が点在し、滋味深い食の提案、小野氏の工房、そして自身の家族の暮らしを融合させた空間によります。

小野泰秀氏の作品とともに「うつしき」の空間がCenter for COSMIC WONDERに現出します。

 

ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

会期:

2018年11月16日(金)− 11月25日(日)

*作家在廊: 11月16日(金)、11月17日(土)

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 11月15日(木)

 

オープニングレセプション:

11月16日(金): 午後5時 − 午後6時

baobabの松本未來氏とmaika氏による古楽器の奏でをお楽しみいただけます。

 

 

田代沙織「うつしき」 喫茶:

11月16日(金)午前11時半、午後2時

11月17日(土)午前11時半、午後2時、午後3時半、午後5時

要予約、各会  4名様限定

3,000円

*受付は終了いたしました。

 

 

小野泰秀

1985年生まれ

世界放浪の際にアクセサリー製作のキャリアをスタート

世界に一つとして同じモノは無いハンドメイドの温かみと、天然石の持つ魅力と歴史を伝える為に、少しでも多くの人の日常に関われる事を目標に製作しています

手から手へ、その人の特別になれるモノへ

 

田代沙織

1984年 静岡生まれ

2014年に福岡県宮若市に移住

atelier gallary うつしきで働き始めると同時に個人の活動を開始

スパイスやハーブに興味を持ち学び進める中でアーユルヴェーダと出逢いスリランカの治療院で学ぶ

現在、うつしき喫茶や各地でハーブを用いたお茶会を開催

 

baobab バオバブ

maika / Fiddle,Fidel,Vocal

松本未來 / Guitar, Citol, Runessanse Guitar, Vocal

古楽器から現代楽器、アイリッシュ、古楽、フォークを自由なアレンジとスタイルで表現し、日々をながれる空気や季節の移ろい、カントリーサイドでの生活の中で見つけた景色や感覚を “baobabの音楽”として発信している。

自主制作でつくられたアルバムはインディーシーンでロングセラーを記録。

毎年初夏には、カテリーナの森で、森全体を自らデザインし、自然環境と人、音楽やアートと暮らしの融合をテーマにした音楽祭 ”Sing Bird Concert”を主催。

多くの共感者を集め、地域からの表現発信の核となっている。

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市川孝
「茶車とその後のかたちと茶の道具たち」展

Oct 09, 2018 | Event 

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お茶を改めて「土と水と葉と陽と火と」の出来事と捉える様になって、お茶に新鮮な魅力を感じ、茶器やお茶を愉しむ道具や場作りができる茶車まで作る様になりました。

昨年はその茶車を中心とした展示会をしました。

そして今年、「茶車とその後のかたちと茶の道具たち」の展示会をします。

気がつくと衣食住の多くも「土と水と葉と陽と火と」の出来事が多いと思えてきました。

中でも、火と水の役割は大きく、自然素材という言葉で片付けるには広すぎて、あたりまえのことで、見えにくく感じます。

そこで会期中に「火と水と植物と」のことをお茶とお菓子で愉しんでいただきたいと思っています。

 

市川孝

 

 

Center for COSMIC WONDERでは昨年の「茶車」展に続き、市川孝「茶車とその後のかたちと茶の道具たち」展を開催いたします。

 

市川氏は、野や森へ持ち出すための茶道具一式「茶車1号」を完成させたのち、現在も様々なお茶の場に合わせた茶に纏わる道具を制作し続けています。

その経緯は、トランクの様な形状の「茶rry」や背負えるタイプのカウンターである「茶ウンター」の登場、今年は川の上でお茶を振舞うことのできる「茶ベンチ」の発表により客人の五感と心を潤わせました。

市川氏が語られる「土と水と葉と陽と火と」を感じながらお茶を愉しむことは、そこへと向かう意識の広がり、宇宙への繋がりを茶や茶の空間の中に見いだす愉しみにあるかもしれません。

 

また、市川氏は茶を愛する仲間と茶の魅力を旅の先々で伝える「茶遊記」のプロジェクト活動をしています。

仙台、チェコ、貴州、景德鎮、四川、雲南、内蒙古、西安、武夷山の各地で独自の茶会を開催しています。

お茶の繋がりにより壮大な旅の中で繰り広げられる、美しく心震わせる茶会の記録は「茶遊記」として本年出版されています。

 

今回の展覧会では、新作の茶の道具たちの展示と販売を行います。

展覧会初日には市川氏と料理家 植草奈緒さん、サウンドアーティスト MAMIUMUさんによる茶会「火と水と植物と」を開催します。

 

ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

会期:

2018年10月27日(土)- 11月4日(日)

*作家在廊: 10月27日(土)、10月28日(日)

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 10月15日(月)、10月26日(金)

 

 

茶会「火と水と植物と」

10月27日(土)

午前11時半、午後2時半、午後4時、午後5時半

要予約、各会  6名様限定

4,500円

*受付は終了いたしました。

 

 

植草奈緒

野菜や乾物に調味料。日本で丁寧に作られるたべもので、季節を感じながら主に精進物の料理をしています。

折詰、出張料理、教室など。都内在住。屋号を名乗る時は「枇杷」

 

MAMIUMU

独自の発声法による聲。グラスハープ、ライアー、笛、太鼓、木・石・金属の鳴り物、等の楽器と道具を使った演奏。

それらが響きの時空間を現出し、ひとつとなり創造すること。

 

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エレン・フライス
「Disappearing」展

Oct 03, 2018 | Event 

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It refers to the loss of an old friend very recently, someone that was very important for me, for my relationship to life in general and to poetry and literature. He used to publish magazines that were different from everything else, his fields were more life & politics. He had a big influence on many people in France. He died at 77 years old. His name was Michel Butel.

 

The title also refers to the world itself, that is disappearing. I am writing these lines in the Black Forest (in Germany), surrounded by green mountains, an astonishing landscape, but 30 km from here there is Fessenheim, a giant power plant, very old, that should have been closed long ago, according to many people this zone can become like Tchernobyl anytime now.

 

I also live 80 km from a power plant. Last year it had some leaks.Even though I try to live in harmony with the world I always think of the past and our future that I can only see very dark.

 

In a way I disappeared myself from a certain world, from my previous life and from Paris.

 

Elein Fleiss

 

 

ごく最近訪れた旧友の喪失がこのタイトルには重ねられている。彼は私にとってとても大きな存在だった。私の人生に詩と文学を結びつけてくれたから。彼はかつて雑誌を出版していたが、それはどんな雑誌とも違っていた。彼がいた領域はより生活的で、政治的だった。フランスの人々にとっても大きな影響を与えてきた彼の人生は77歳で幕を閉じた。彼の名はミシェル・ビュテル。

 

タイトルは失われていくこの世界そのものを映した言葉でもある。眼の前には翠の山々が拡がり、驚くべき景色に囲まれながら、私は今ドイツのブラックフォレストでこの文章を書いている。ただ、30km圏内には老朽化されたフェッセンアイム原子力発電所がある。この場所が今すぐにでもチェルノブイリのようになってもおかしくないと人々は言う。ずっと昔に閉鎖するべきだったのだ。私が住んでいる村の80km圏内にも発電所がある。昨年いくつかの亀裂がそこで見つかった。どんなに私がこの世界との共生を試みようとも、常に私の頭に浮かぶのは過去、そしてとてつもなく暗い私たちの未来だ。

 

ある意味では、姿を消し去ったのは私自身でもある。パリからも、これまで辿ってきた道からも私はもういない。

 

エレン・フライス

 

英語から日本語に翻訳: 志村信裕

 

 

Center for COSMIC WONDERでは、エレン・フライス 「Disappearing」展を開催いたします。

 

エレン・フライスは自身の生活や旅先の風情を撮影した写真や記録した言葉を空間や媒体の中に独自の感覚により構成します。私的(詩的)な対象に目を向けた記憶と感覚により収集されたものを編成、構成することでそれらが成立します。それは彼女の中で消化され静けさにうつり変った私的(詩的)なジャーナリズムの美の在りようを表現しています。彼女の活動の遍歴を辿ると、生前にミシェル・ビュテルの語った言葉が思い浮かびます。

 

「私は言論 / ジャーナリズムを考えてきました、今も考えていますが、不慣れであると思っています。そして年月を経てもなお、私はアートと同じレベルで、出版は何を示すことができるか考えています。私は雑誌がアートやフィルムと同じくらい作り手と読み手にとって、美しく、大切な作品として存在すると思っている」*

 

エレンは90年代から2000年初頭にかけて、独自の編集視点を持った雑誌『Purple』を創刊します。2003年から2007年の『THE PURPLE JORNAL』では、独創的な美意識を通したジャーナリズム雑誌を発表。現在、フランスの南西部トゥールーズに近い田舎町に暮らし、写真や文章による作家活動が注目されています。

 

今展では、写真展示に加え、エレン・フライスとCosmic Wonderによる“Autre Temps”を発表します。エレンが近年ライフワークとしている古着を収集する行為からアイデアが生まれ、それらを用いてCosmic Wonderの前田征紀と安田都乃が手作業を行い、展示販売いたします。

 

墨は松や木々などを燃やした煤である

それらは生命を焼失することで煤へと変わる

墨は常世の気配を表現することに適している

韓国ではお坊さんが着る僧衣は墨で染めたもの

収集した古着から焼失した気配を感じるための試み

 

前田征紀

 

*A conference at Salon de la Revue (periodical fair), 2007

 

皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

エレン・フライス

1968年4月、フランスのブローニュ=ビヤンクール生まれ。彼女は10年前にパリから離れ、現在はサン・アントニン・ノーブル・ヴァル(フランス南西部)で暮らす。

1989年より展覧会を企画し、雑誌を出版し、8ミリ撮影された短編映画を幾つか監督し、多くの写真を撮り、幾つかのテキストを書いた。

彼女の写真はOne Star Press とPoetry of sex にて出版された。

日本、トリノとミラノにあるフランス文化研究所にて展覧会を開催、近年は、Happy Baby Gallery(スイス・クリシエ)とEtxe Nami(フランス・サン・ジャン・ド・リュズ)で展覧会を開催した。

 

 

会期:

2018年10月16日(火)- 10月25日(木)

 

“Autre Temps” Performance:

2018年10月16日(火)16時 - 17時

*Autre Tempsのコレクションは当日17時より販売開始します

*全て1点ものにより数に限りがございます

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 10月15日(月)

 

 

Elein Fleiss “Disappearing”

発案: 林央子(here and there 主宰)

制作: Elein Fleiss、COSMIC WONDER

協力: 志村信裕(現代美術作家)、Stephen Sprott

主催: COSMIC WONDER

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COSMIC WONDER
「幻古山村くらし」展

Sep 05, 2018 | Event 

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李の花さくころからつづく郷のしごとをやすめ

草木のつよさが美しさと実りへとかわる

冬支度を終えるといつしか白い衣につつまれ

うちへ籠ることもまた幻古山村くらし

 

静まる自然に彩りそえる鮮やかな絹綿の古形衣、やまあるきの羽織り、

冬の麻衣や静かな墨染の衣、寒さをしのぐ毛や羽のあたたかい衣、

手つむぎ手織りのカディーによる葡萄で染めた仕事着など

 

山村くらしからみえてきた

秋から冬にかけての衣の現れ

放たれる宇宙のおどろき

 

 

9月15日(土)より、「幻古山村くらし」の展示・販売会をいたします。

古い大麻布や墨染の苧麻布などでパッチワークした「幻古山村図」のタペストリー、7月に新刊リリースされました「here and there vol.13 HYACINTH REVOLUTION」の表紙インスタレーション撮影のために制作しました「幻古山村紙衣」を展示いたします。

 

新作コレクションからは、

手つむぎ手織りカディーのフォークドレスやラップパンツ、

シルクコットンのラウンドスリーブプルオーバーシャツやねじりスカーフドレスや羽織り、

カシミヤのVネックスフィアセーターやVネックパーツなどが揃います。

今シーズンの色は葡萄で染めた古白色や古桃色、墨染、目の覚めるピンク、琉球藍染などにより、くらしに美しい彩りを豊かに添えます。

 

皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

会期:

2018年9月15日(土)− 10月14日(日)

 

オープニングレセプション:

9月15日(土)午後4時 − 午後6時

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

休館日: 9月10日(月)− 14日(金)

 

当日ご購入いただいた方に新色のトートバックをお渡しいたします。

(枚数に限りがございます、無くなり次第終了いたします)

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星のおはなし会

Aug 01, 2018 | Event 

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たくさんの星々があつまり

光の音を奏でる

星柱の光景にこころはずませて

 

Center for COSMIC WONDERでは、星の坊主さまとふぇみにゃんによる「星のおはなし会」を開催いたします。

 

宇宙からの祝福としてのいのち、それぞれが自然と調和してひとつの星として生きること、

そしてそこから物語を紡ぐことをテーマにお二人がおはなしをされます。

当日まで、お日にちが近づくことで受け取るエネルギーやビジョンをお二人でさらに高められ、

そこから生まれたおはなしの響きを私たちに聴かせていただけるでしょうか。

この日、アートサウンドユニットのJue and Anoaによる原初演奏を行います。

 

皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

星の坊主さま

長野県 佐久にて農を営みながら、星々の声から物語を綴る。

 

ふぇみにゃん

西洋占星術と東洋の四柱推命、風水を使い、星や自然との共鳴を確認しながら、一人一人の設計図を読み解く。

 

Jue and Anoa

MAMIUMU(サウンドアーティスト)とYukinori Maeda(現代美術作家・COSMIC WONDER主宰)のアートサウンドユニット。

 

 

日時: 定員に達しましたため、受付は終了いたしました。

2018年8月25日(土)

午前10時 − 正午(要予約 先着40名様限定)

3,500円(野草ティー付)

*敷物やクッションをご持参ください。

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

休館日: 8月1日(水)− 8月7日(火)、14日(火)− 17日(金)

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第3回 にほんくらし籠

May 08, 2018 | Event 

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藤蔓擬のまでぃる(沖縄県)

 

日本の風土と古からの用が重なり、くらしの記憶が宿る籠。

わたしたちは、その手道具の楚々とした質朴な表情に惹き付けられます。

人の手業で作られるそれは、自然と人との関わりから生まれた里山での生業です。

その在り方から現れる昭然たる美しさに源流の心象を重ねあわせます。

 

本展に際し、日本列島の秋田から沖縄を訪ね、

くらしの手道具として籠作りをされる職人の方々に、

様々な用途の籠を制作していただきました。

古と現代を繋ぐ生動をたずさえた日本の籠を展示販売いたします。

ご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

 

あけび蔓 丸籠、平籠、手提げ籠(秋田県)

板屋楓 手提げ籠、蓋籠(秋田県)

山葡萄 手提げ籠、書類籠(秋田県)

沢胡桃 大きな手提げ籠、書類籠、小物入れ籠(秋田県)

篠竹や山桜樹皮等 げし笊、脱衣籠、買物籠(宮城県)

上溝桜 めっかい(新潟県)

欅 手提げ籠(新潟県)

山葡萄 砥石籠(新潟県)

山胡桃 手提げ籠(新潟県)

あけび蔓 はけご(新潟県)

真竹 ふご、琵琶籠、草摘笊、大笊、脱衣籠(千葉県)

女竹 背負子(千葉県)

根曲竹 林檎捥ぎ籠、野菜籠(長野県)

淡竹 衣類籠、買物籠、梅干籠(長崎県)

真竹 米揚笊(熊本県)

きん竹や山桜樹皮等 大箕(鹿児島県)

蓬莱竹 ばーき、布ばーらー、銭でぃーる(沖縄県)

藤蔓擬 までぃる(沖縄県)

月桃縄 肩掛け籠(沖縄県)

苧麻縄 手提げ籠(沖縄県)

久場葉 うぶる、脱衣籠(沖縄県)

 

 

会期:

2018年5月19日(土)− 6月3日(日)

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 5月18日(金)

 

特別催し:

初日5月19日(土)と 20日(日)、あけび蔓籠職人・中川原信一氏に制作実演いただきます。

 

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左: 久場葉 うぶる(沖縄県)、右: 真竹 煮笊(千葉県)

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田中茂雄
翡翠のかしはて展

Apr 07, 2018 | Event 

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翡翠の露に包まれた白瓷のかしはて

日々、自分自身の神性に向き合う祭器として

 

昨年の作陶展につづき、Center for COSMIC WONDERでは田中茂雄 「翡翠のかしはて」展を開催いたします。

奈良の明日香村、築280年の古民家に暮し、季のある山谷に構えた穴窯 李渓窯と倒炎式焚窯で作陶する氏。

この度は田中茂雄氏による神性や霊性への作用を願うかしはてを発表いたします。

 

みなさまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

会期:

2018年4月28日(土)− 5月6日(日)

 

会場:

Center for COSMIC WONDER

東京都港区南青山5-18-10

午前11時 − 午後7時

*休館日: 4月27日(金)

 

オープニングレセプション:

2018年4月28日(土)午後4時 − 午後6時

初日 28日と29日に田中茂雄氏が在廊いたします。

 

 

茶寮 枇杷「竜宮のかしはて」会

初日 4月28日(土)料理家 植草奈緒氏によるお食事会を開きます。

田中氏の器で春の滋味に満ちたお食事をご用意いたします。

 

日時:

4月28日(土)午前11時半 / 午後1時半

要予約、各会 4名様限定 / 3,500円

*ご予約の受付は終了いたしました。

 

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